◯ホーウィン社
オールデン社と切っても切れないのがアメリカのタンナー「ホーウィン社」です。
コードバンはWW2以前はアメリカで盛んに履かれていましたが戦後に需要が一気に減り、「ホーウィン社」以外のアメリカ国内のタンナーが全て撤退してしまいました。
ホーウィン社も70年代に撤退を検討していましたが、顧客であったオールデン社の社長がコードバンシューズの伝統が失われる事を残念に思い、ホーウィン社のコードバンの在庫をまとめて買い取るなどフォローを行ないました。
そのため現在でも両社の関係はとても深く、オールデン社の製品には最も上質なホーウィン社のコードバンが使用されています。
さらに詳しいお話は下記の雑誌に掲載されていますのでご覧下さい。
ホーウィン社のコードバンは同じカラーの商品でも色ムラ、シワの入り方、染みなど個体差が非常に激しく、野性味があふれています。
また、経年時の表情も全て違う靴になりますので、靴を育てる楽しみもあります。
まれに靴のタン裏やライニングにホーウィン社のスタンプがむき出しになっている商品があり、オールデンコレクターからは「当たり」と言われています(笑)