話題のべネチアンクリームをレビューしてみました。
今、オールデン好き、コードバン好きに大人気のべネチアンクリームですが流通量が少なくレビュー
もあまりないため、実際の使用感はどうなの??というお話をよく聞くのでレビューをしてみました。
◯べネチアンクリーム
ホーウィン社の社長がホーウィン社のコードバンに使うには最適なクリームとして推奨をしており、
オールデン好きにとても支持をされているクリームです。
話題のクリームですが、日本国内及び米国本土でもあまり流通をしていないため入手がとても困難に
なっています。
米国内でも販売しているストアは少なく、C.A.XOES MFG.CO社で製造されていますが同社はサイト
なども持っていないようで電話のみのコンタクトとなります。
また、米国から輸入する際も輸送費が高額(米国内運賃+日本への輸送費で約5000円位)なのと、
航空便で発送を行なえない場合もあるようで、希少になっています。
(船便ですと数ヶ月かかる場合があります。)
◯入手方法
在庫状況によってしまいますが下記でご注文を承る事が出来ます。
◯レビュー
小瓶のタイプは茶色バージョンと透明バージョンがあります。
茶色バージョンは穴が小さく液体が出づらい場合があるので透明バージョンの方が使い易いです。
(ラベルの容量表示は同じですが、ボトルの外寸も大きく透明バージョンの方が容量が多い気がします)
キャップは金属の物とプラスティックの物があります。
小瓶の方でも1年位は使えるそうですが業務用に金属のボトル入りの物もあります。
個人的には使い終わったクリーム瓶などに入れておくと使い易いです。
(先日、R&D社さんとTwitterでやり取りをさせて頂いたのでR&Dさんの瓶を
ここでは使用します笑)
↓色は白くて、とても水っぽいです。
↓こんな感じでサラサラとしているので、こぼしたりタレ易いので注意が必要です。
↓R&Dさんのデリケートクリームとの比較です。
↓今回試してみる生け贄はコードバンVチップ。後で思ったのはバーガンディーコードバン
の方が効果がより分かり易かったです。。。。
モゥブレイ プレステージクリームナチュラーレのみの使用の状態です。
効果を分かり易くするためワックスは使っていません。
右足(写真は左側)のみ試しています。
塗布した状態。
塗ると水分がスッと引きますがカサついたりはしません。
伸びがとてもよいですが、付けすぎると垂れ易くなります。
ウッすら白くなる感じですね。
乾拭きした状態。
むむ。
乾拭きしただけで良い感じの黒が出てきました。
黒みが強くなっている感じですね。
ブラッシングをしてみました!!
写真だと黒なので分かりづらいのですが、とてもしっとりした出来上がりになっています。
ナチュラルなのにクロの色味が強くなっていて漆黒という感じです、ナゼでしょう。。。。???
コードバンの表面も程よく均一化をされていて、程よい光沢感が出ていて自然な仕上がりです。
鏡面仕上げが苦手な方にはちょうど良い光具合ですね。
不思議なのが磨いた場所を指で擦ったりしてみてもあまり擦り跡が付きません。。。
成分のせいなのでしょうか。
黒だと写真映えがしないので分かりづらいのですが実物はもう少し歴然とした差があります。
↓もう少しピカピカっとさせたい人はこんなワックスもおすすめです!!
◯総評
使用してみた感じはコードバンの表層面が均一になり、元々の素材の発色をキレイに表現します。
またしっとり潤った見た目になるので鏡面仕上げが苦手な方には自然な光沢が出て好みに合いそうですね。
☆メリット
1,コードバンに栄養を与えられます。
2,自然な光沢感が出せます。
3,内容量が多めなので一本でかなりの足数を磨けます。(通常使用なら一本で1年位持つらしいです。)
☆デメリット
1,他のクリームに比べると水っぽいため、垂れたりこぼれたりするので、慣れないとやや使いづらい
かもしれません。
2,無色透明のため色の補修には少し向かなそうです。
3,輸送コストがかかるため価格が割高です。
使用してみた感じはコードバンの表層面が均一になり、元々の素材の色をキレイに表現します。
またしっとり潤った見た目になるので鏡面仕上げが苦手な方には自然な光沢が出て好みに合いそうですね。
コードバン素材の靴のケアに関して以前USの靴関係の人に尋ねたら「ワックス以外は絶対に使うな!!!」
でした。
確かにUSの中古のコードバンの靴はワックスのみでケアをされた靴が多かったです。
ただ、コードバンにも栄養を与えた方が良いのでは??と常々考えていたのでこちらのクリームは悩みを解消
してくれましたね!!
ワックス好きの方もコチラをベースにしてワックスを重ねると、コードバンによくある乾燥によるクラック
やヒビ防止に効果があるかもしれません!!